ワイオリ編集部
WAIOLI Editor
2025.07.04
ハワイアンジュエリーは、美しさと意味をあわせ持つ特別なジュエリーです。
その特徴のひとつが、自然や文化、祈りを象徴するモチーフの数々。
ホヌ(ウミガメ)、プルメリア、マイレリーフ……それぞれのデザインには、ハワイの自然や精神性、そして受け継がれる物語が込められています。
ハワイアンジュエリーのモチーフは、ただの装飾ではありません。
そこには自然との共存や家族・愛・絆を象徴する意味があり、身につけることで「祈り」「守り」「祝福」の力を宿すとされています。
以下では、主要なモチーフを解説していきます。
ウミガメであるホヌは、ハワイ文化の中で「海の守り神」として信じられてきました。
海と陸を行き来するホヌは、旅・長寿・安全の象徴とされ、持ち主を災いや不安から守る存在です。
家族を大切にする生き物としても知られ、家族愛を表すシンボルでもあります。
香り高く可憐なプルメリアの花は、ハワイでは「歓迎」や「祝福」を意味し、愛・出会い・新たな人生のスタートを象徴します。
ブライダルリングや記念日の贈り物にもよく使われ、女性らしさや優しさを引き出す花として人気です。
マイレとは、神聖な植物とされるツル性の葉で、フラやセレモニーでも使用されます。
マイレリーフは「絆」「約束」「誓い」の象徴であり、結婚式やパートナーシップの象徴として愛されています。
「永遠に続く関係性」を願う意味が込められます。
南国を象徴するハイビスカスは、情熱的な花として知られ、ハワイでは「美」「力強さ」「女性の魅力」を表します。
明るく力強い生き方を象徴し、人生に前向きなエネルギーを与えてくれる存在です。
オヒア・レフアは火山の女神ペレにまつわる伝説があり、「情熱的な愛」「忍耐」「誓い」を意味します。
愛する人を思い続ける心、変わらない愛を表す花として、多くのカップルに選ばれています。
ハワイの海を象徴する波は、「永遠」「循環」「変化への順応」を意味します。
人生のアップダウンを乗り越える強さ、そして自然との調和を表し、男性にも人気のあるモチーフです。
古代から魔除けとして用いられたティーリーフは、「幸運」や「繁栄」をもたらすとされ、家族や子どもの健やかな成長を願う贈り物として選ばれることが多いです。
ヤシの木は、南国の自由さや成長、生命力を象徴します。特に挑戦や変化の時期に、自分を信じて進んでいく人へのお守りとして人気があります。
ハワイアンジュエリーでは、モチーフを複数組み合わせることで、より個性的で深い意味を持たせることが可能です。
たとえば、ホヌとマイレの組み合わせは「守りと絆」、プルメリアと波は「愛と変化に寄り添う関係性」など、カスタマイズの自由度も魅力のひとつです。
単なるデザインの好みではなく、自分の「大切にしたい価値」や「願い」にマッチしたモチーフを選ぶことで、ジュエリーはよりパーソナルで意味のある存在になります。
ギフトとして贈る場合、相手が大切にしていることや状況に寄り添ったモチーフ選びが喜ばれます。
出産祝いにはティーリーフ、結婚祝いにはマイレリーフなど、シーンに応じたセレクトが可能です。
モチーフと共に刻むハワイ語のフレーズとの意味の重なりにも注目です。
例えば「Ohana(家族)」という言葉とホヌの組み合わせは、より強く家族愛を象徴するものです。
日本では、結婚指輪や婚約指輪にマイレリーフやプルメリアを選ぶ方が多く、「永遠の絆」や「祝福された新しい門出」を象徴する意味が人気の理由です。
ホヌやティーリーフは、守り・長寿・子どもの成長などを願うシンボルとして選ばれ、家族の節目に贈られることが増えています。
ハワイアンジュエリーにおけるモチーフは、単なる装飾ではなく、“生き方”や“祈り”を表現する言葉のような存在です。
自分や大切な人の願いを込めて、意味のあるモチーフを選ぶこと。
それが、ジュエリーに命を吹き込み、一生を共にする存在に変えるのです。
あなたが身につけるそのひとつひとつの彫刻に、どんな想いを託しますか?